六月最後のサークルは5名の参加者の皆さんと<肩こり緩和クリーム>の製作を楽しみました。アロマオイルで肩こりの緩和が出来るの?と疑問に思われるかもしれませんが、今月クローズアップしてきたローズマリーには鎮痛作用があるので、つらい肩こりには活用したい精油なのです。肩こり緩和のブレンドは102という商品で、関節痛の緩和ブレンド101と並んで当店一番人気の商品があります。その内容精油を一つ一つテイスティングした後、好みの香りを選んでいただきクリームにしました。
出来上がったクリームの中に今朝収穫したラベンダーをトッピングし、可愛らしく仕上げました。ベースにはシアバターやファーナスオイル、セントジョーンズワートオイルをお好みでブレンドし蜜蝋でクリーム状に固めました。ブレンドによって硬さが違っていたのが気になりますが、固まり具合はどうだったでしょうか。
お茶の時間には真美子さんが作ってきてくださった、アーモンドのお菓子ドラジェをご馳走になりました。香ばしいアーモンドとやさしい甘さが、ローズヒップコーディアルの爽やかな酸味にマッチして、美味しいひと時でした。新しいメンバーの方も、和やかな時間にすっかり打ち解けてくださったようでしたので、ラボーテで過ごすアロマな時間を満喫していただけて、うれしく思います。ドラジェは結婚式で頂いたりする縁起のいいお菓子ですが、手作り出来るんですね。断然真美子さんの方が美味しかったです。また美味しいレシピを教えていただいちゃいました。今度チャレンジしてみたいです。ご馳走様でした。
来月はペパーミントをピックアップして、夏本番を涼しく乗り切るためのアロマテラピーをご紹介する予定です。開催日程、内容は日程のページで確認してご予約ください。スクール参加者もまだまだ募集中です。夏休みの都合なども考慮して、日程の調整も出来るだけ行っていきますので、興味のある方はお気軽にご相談下さい。お待ちしております。
ラボーテのあるビルの脇のツルバラは、今日満開を迎えたようです。湿度が高いといっそう鮮やかに見えます。咲き乱れたローズに昨夜の雨はつらかったのでしょうか。重たそうにゆれていました。ラボーテではその日の天候に合わせた香りをお部屋にこーディネイトしています。今日はペンダントトップ用の香りをブレンドのお手伝いをする予約があったので、控えめで爽やかな香りをと考え、ガラス製のウオーマーでジャスミンティーを焚きました。
ティータイムにはお土産に頂いた、九州のザビエルというお菓子とレモンスペシャルというハーブティーを楽しみました。美味しかった。
今月のアロマサークルはローズマリーを活用したコスメを紹介していますが、今日はその第二段でした。梅雨半ば蒸し暑い天気の中、今日のサークルは4名のメンバーでローズマリーを活かしたフットジェルを作りました。ローズマリーのフットジェル: レシピ 10mlジェルナチュレ5ml:ローズマリーウオーター5ml:好みの精油5~10滴(ローズマリーシネオール・ローズマリーカンファー・パルマローザ・ゼラニウム・ティーツリー・ラベンダースーパー・ペパーミントなどなどを組み合わせて)ローズマリーは肌を清潔に保ってくれる効果と、疲れを癒してくれる効果があります。ジェルに使ったローズマリーベルベノンウオーターはハーブのグリーン感を渋くしたようなシャープな香りで、生命力の強さを分けてもらえるような感じがします。足の疲れを取ってくれることと、雑菌の繁殖を防ぎ皮膚疾患や不快なにおいを防ぐ役割を持たせたジェルに仕上げていきました。初めて参加したメンバーも手際よくブレンドして、早速使用感も確かめていただきました。
アロマテラピーではキャリアオイルに希釈した精油を肌に塗布する手法が一般的ですが、今回使用したジェルナチュレも大変優れたキャリア基材として活躍します。特に使用感がサッパリしているので、ふき取りの必要がありません。フットケアの仕上げに使用するには最適です。ジェルには精油だけでなくハーブウオーターを混ぜることで、より滑らかで爽やかな使い心地になるので、夏のコスメには活用したいアイテムです。
アロマクラブメンバーのアクセサリー作家acoさんとコラボしている人気商品、アロマペンダントは自分にあった香りをボトルに入れて完成します。先日ご注文いただいたM.Iさん、K.Sさんのペンダントが今日完成しました。お二人は仕事柄喉を大切にしてらっしゃるので、緊張を和らげ、呼吸器系に働きかけるラベンサラの精油とマンダリン・プチグレンなどをブレンドしたオイルをボトルに入れました。
今回は約60分でブレンドオイルを作り、お二人とも大変喜んでくださいました。
ラボーテのあるすぎもとビルの脇の小さな隙間に植え込んだツルバラが、とても元気に伸びてきたので、オーナーの希望でアーチ状に仕立てる試みを、5月下旬から取り掛かっていました。今年も沢山の蕾を付け、開花前はアブラムシが付いていたので、早めに取ってあげなくては可愛そうな状態でした。数年前にオーナー宅で咲いた時、サロンで生けてその後ビルの脇に差し込んでおいたところ、しっかりと根が張って、今では二mを勇に超える状態になったのです。まさにど根性ローズとでも言いましょうか。ラボーテにいらした際にはぜひご覧ください。アーチ状にするためには、まずは形を整えて固定してから、安定しない枝を選定し、アブラムシの駆除を行いました。それがバラでなければ大変な作業ではなかったかもしれませんが、細かい棘が纏わり付いて、動きにくいこと、痛いこと。美容院のスタッフ佐藤さんと二人でバラと格闘した午後を思い出します。
でも開花したこの美しさ!そこに咲いているだけなのに、こんなに魅力的なのはなぜなんでしょう。じっとバラを見つめていると魔法にかけられたような不思議な気持ちになります。この季節はバラに恋をしてしまうのかも知れません。
今月のアロマサークルでは「ローズマリーカンファー」をメインテーマに手作りを楽しんでいただいています。今回はルームフレグランスを作りました。 使用した精油はローズマリーカンファー・パイン・シダー・レモン・ゼラニウムエジプトの五種類。海岸に吹き抜けるさわやかな風をイメージしたブレンドを作りました。
参加者の皆さんにはあらかじめブレンドした香りをテイスティングしていただいた後に、その香りを構成している精油一つ一つを鑑賞して頂き、香りの持つ働きについてお話しし、それぞれ自分の気に入ったブレンド比率を決めていきます。ローズマリーにはカンファー・シネオール・べルベノンと三種類のケモタイプがあります。ケモタイプとは含有成分の比率で分類するもので、同じローズマリーでもそれぞれ香りと働きが異なっています。使用する際は気に入った香りを選ぶのがとても大切ですが、その働きについても知った上で、目的に合わせて選ぶことが必要です。ローズマリーは様々な働きでアロマテラピーだけでなくさまざまな場面で登場するハーブです。上手に活用したいですね。カンファーはケトン類なので、脂肪溶解作用がありますが、それと同時に神経毒性に注意が必要です。乳幼児・妊産婦・高齢者のトリートメントには向きません。今回作ったルームフレグランスは空間を香らせて楽しむ、芳香浴用のブレンドなので、香り立ちを考えエタノールで希釈しました。
お茶の時間には参加者のkumikoさんからの差し入れ手作りシナモンロールをいただきました。素人とは思えない腕前なので、詳しく伺ったところ、パンの教室に長年通っていらして、講師資格もお持ちなのだとか。お仕事・子育て・家事・そして趣味を極める、多くの顔を持ちながら生き生きと微笑んでいらっしゃるkumikoさん。いつもありがとうございます。今回お申し込み頂いて、都合によりご参加いただけなかった方もおられましたが、サークルにはそんな多才な方たちに沢山ご参加いただいております。アロマ情報だけでなく、暮らしに役立つ情報満載で、今後も活動していきますのでよろしくお願いいたします。開催予定日に都合が合わない方でも、3~6名のグループで日程調整をいたしますので、ご連絡ください。お待ちしております。
ウエルカムフラワーを葉蘭にしました。下の写真は自宅で群生しているところを撮影しました。お弁当を買うと必ずと言っていいほどプラスチックの緑の仕切り用シートが付いています。「バラン」と呼ばれますが、グリーンを加えることで見た目も良くなりますから、栄養が偏りがちなお弁当には欠かせないものなのでしょう。
元々は植物の葉蘭が使用されていたことは容易に想像できますが、食が商業的になった今ではこの植物を見て、お弁当の仕切りを連想するのは難しいかもしれません。お弁当を作る機会が最近多くなったので、実際に使ってみました。におい写りもなく、変色もなかったので、今までラップやアルミカップを使っていたところを、天然葉蘭に変えて行こうと思います。自然のものは自然に帰りますからまさにECOですよね。庭での発見はECOに繋がるものがまだまだありそうで、わくわくします。
6・4のさきがけ朝刊にアロマサークルの開催を掲載して頂きました。とても反響があり、多くの方に知っていただく機会になったかと思います。
薔薇の季節が到来しました。我が家の庭でも少しずつ開花してきましたので、ラボーテのエステルーム入口に飾ることにしました。最初に開花したのは黄色、そして二番目が白の大輪。両方つるバラです。
ローズは肌の老化予防に有効なので、素晴らしい香りで愛されているだけではなく、美容作用でも多く使われている植物です。バラの精油は非常に稀少なので高価ではありますが、バラの香りに包まれるその至福には代えがたいものがあります。バラの香りはあらゆる場面で遭遇しますが、そのほとんどがイメージで人工的に作られている香りなので、本当の精油香りの素朴さに一瞬がっかりされる方もおられます。それだけ製品としてデコレーション化されている香りに私たちは慣れているのかもしれません。アロマテラピーでは人工香料は使用しないので、植物そのもののパワーを分けてもらうことが非常に心地よく、自然の偉大さを体感できます。ぜひラボーテのローズトリートメントを体験してみてください。
ラボーテガーデンに新しい仲間が増えました。数日前にレモンティーツリーの苗を購入したので、植え替えてベランダに出しました。フトモモ科の植物なのでユーカリのように大きく育ってくれる事を願って、少し大きめのしっかりした鉢に植え込みました。長細い葉はレモンのようなさわやかで酸味のある香りと、バジルのようなどっしりとしたハーバルな香りがします。ラボーテではプラナロム社の精油のみを取り扱っているので、プラナロム社で取り扱っていない精油はなかなかなじみがありません。残念ながらレモンティーツリーはプラナロムにないのです。しかし、東京出張に行ったスタッフがお土産に生活の木のレモンティーツリーの精油を購入してきてくれました。彼女も新顔の香りが気になっていたのでしょう。とてもうれしいお土産でした。
精油に添付されている成分分析を見たところ、テルペン系アルデヒド類のゲラニアール・シトロネラール・ネラールがそれぞれ26%以上含まれていて、抗炎症作用・鎮痛作用を期待したブレンドに活躍しそうです。ラボーテガーデンのハーブたちで精油を生産するのは難しいので、育っていくのを愛でるレベルですが、小さな植物に大きな刺激を受けているのを感じるこの頃です。