[春眠暁を覚えず]・・・春の夜は寝心地が良く、朝になったことの気づかず眠り込んでしまう。。。という意味のことわざです。皆さんはよく眠れていますか?
厚生労働省の調べでは、何らかの睡眠障害を自覚しているのは成人の5人に一人の割合で、重篤化によってほかの病気や重大な事故の原因にもなりうることから、適切な対応が重要とされています。
原因として考えられる要因が現代社会にはたくさんあります。それらは複雑に重なり合って、対応できなくなった私たちの身体は自律神経のバランスを崩します。自覚しにくい自律神経のバランスの崩れは、睡眠障害という自覚しやすい症状でリズムを取り戻すためのサインを送っていると考えられます。
眠れないときにはアロマテラピーが有効なことをご存知の方も多いと思います。香りの効果で脳を鎮静し穏やかに眠りを導くアロマテラピーは、効果を実感しやすい使い方の一つです。
しかし、すべての方に適した精油はなかなかありません。様々な睡眠障害のタイプ別に適した精油をご紹介します。いくつかの精油を組み合わせることで相乗効果が期待できます。自分がほっとできる香りを探してみましょう。
*寝つきが悪いタイプ*
ラベンダー・アングスティフォリア/カモマイル・ローマン/マジョラム
*十分な睡眠時間をとっても疲れが取れない*
フランキンセンス/ブラックスプルース/ユーカリ・レモン
*すぐに目が覚めてしまう*
マンダリン/ローレル/ラヴィンツァラ
*日中に眠気がある*
ペパーミント/ライム/ローズマリー・カンファー
寝る前に寝室や枕にアロマをほのかに香らせるのは、手軽に楽しめる方法です。
また、ハンドマッサージやフットマッサージで皮膚からアロマを吸収することも相乗効果があります。血流が整うことで深い眠りを導いてくれます。
芳香浴やマッサージをするときには、深くゆったりと呼吸するのがポイントです。
同じ香りを続けて使用していると、い部屋に香りが定着して何もしていないときにもふっと香ってくれます。しっかり寝ているはずなのにスッキリしない方にも、お休み前のアロマ習慣をぜひ実践してみてください。
アロマは必要なシーンで適切に使用することでその実力を実感することができます。何となく目的を持たず貴重な精油を使うのはもったいないと日頃から感じています。植物が作り出す自然の力を健康に役立てましょう。