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むくみを解消するアロマ
2021年6月4日

梅雨の季節は一年の中で最もむくみやすい時期と言われています。

その理由は、むくみは気象ストレスが大きく影響するからです。お天気が優れないといつもより運動不足になったり気分も晴れません。そのうえ湿度が高いと汗が蒸発しづらくなり、水分の排出が十分に行われず老廃物とともに体内にため込みやすくむくみがちになってしまいます。

むくみを放置すると慢性疲労や肥満の原因になります。アロマテラピーを活用してむくみをすっきり解消しましょう。

むくみの解消や予防に役立つ精油の使い方は、沐浴とマッサージがおすすめです。

アロマテラピーで使用する柑橘系と樹木系精油には、リンパのうっ滞を除去する作用に優れたものが多くあります。香りも親しみやすくスッキリしている精油が多いので、入浴やマッサージの後の爽快感は格別です。

 

沐浴やマッサージにむくみ解消を助ける精油を使用することで、疲労感や冷えの予防にもつながります。

 

*沐浴アロマテラピーのポイント

脚のだるさが強い時にはフットバスがおすすめです。足のくるぶしが隠れる程度の少し熱めの温度のお湯で、5~10分程度の入浴をするだけで充分効果的に血流を促すことができます。

沐浴には精油だけでなく、天然塩や重曹&クエン酸などでさらに血行を助け、発汗を促す素材を使用すると効果的です。しかし、精油はお湯に溶けない性質を持っています。入浴剤を作るときには、乳化剤(バスミルク)を使用することで皮膚刺激を避けることができます。精油だけを湯舟に入れて使用するのはおすすめしません。

一回の入浴で使用する精油は20滴程度が適量です。また、天然塩は大さじ3~5杯程度。重曹とクエン酸は一緒に入れると発砲するので、重曹大さじ2,クエン酸大さじ1を混ぜて一緒に入れます。

(循環式のお風呂には入浴剤が使用できない場合がありますのでご注意ください)

 

*マッサージのポイント

腕や足のむくみを解消するマッサージは、手のひらや足の裏といった末端をよく刺激すること、脇やひざ裏などリンパ節が集中している部位の方向に圧をかけて、リンパ液の流れを助けてあげることが大切です。末端にはっ少し強めの圧をかけてぽかぽかする程度マッサージをしてから、リンパ節に向かって優しくなでさするだけで効果的です。

マッサージオイルの精油濃度は2~4%が適度で、一回のマッサージに使用するオイルの分量は3~7mlくらいになります。マッサージ後はふき取りをせず、そのまま浸透させてもかまいません。

 

*おすすめの精油*

ジュニパー ・ パチュリー ・ グレープフルーツ ・ オレンジ・ビター ・ サンダルウッド etc…

 

むくみやすい方は、こまめな水分補給や塩分の取りすぎ、運動不足などにも注意が必要です。また、慢性的なむくみには病気が隠れていることがありますので、心配な時には自己判断をせずに医師の診断を受けるようにしましょう。

手作りセットはこちら
今月のおすすめレシピ
 
むくみスッキリマッサージオイル
ジュニパー精油 5滴
グレープフルーツ精油 5滴
レモングラス精油 2滴

アーモンドオイル30ml

軽やかな香りで、気分もスッキリさせてくれます。さらに清涼感が好みの方はペパーミント精油を少量プラスするとほてりを鎮めスッキリ感が持続します。
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今月のおすすめ精油
 
ジュニパー

日本ではセイヨウネズと呼ばれるジュニパーは、実の部分の香りが強くお酒のジンの香りづけやジビエ料理に使用されます。精油は実つけた枝と針葉から蒸留されます。
リンパ液の滞りを解消する働きに優れ、関節痛や肩こりの解消などにも有効です。

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パチュリー

パチュリーは漢方薬や香道でも使われる植物で、葉を乾燥させ発酵したものを水蒸蒸留で精油を取ります。
精油は褐色で、湿った土のような独特の香りが、力強く存在感があり心を落ち着かせてくれる香りです。

うっ血の除去作用のある数少ない精油で、冷えやむくみの解消に有効です。

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