2月9日(日)に手作り石鹸研究家の小幡有樹子先生を秋田にお迎えして石けん教室を開催しました。
この冬一番の低気圧が襲来する中、秋田市内だけでなく山形県、青森県からお申し込みくださった方たちも時間どうりに到着され、小幡先生も新幹線が多少遅れたものの講座には間に合ってきてくださったので、本当に嬉しかったです。
今回は24名の受講者でオレンジシナモン石鹸の制作を通して、石けん作りのコツを教えていただきました。
参加者ほとんどの方が石鹸作りの経験があったので、手際よく作業をされていましたし、苛性ソーダの取り扱いについても慎重にかつ迅速に作業を進められました。
レシピの解説はとてもわかりやすく、素材の特徴と分量の算出方法など、今まで本に書かれているとおりのことを深く考えずに作業してきた私にとっては目からウロコという感じでした。
石鹸を作るとき香りは必ずしも必要なものではなく、材料のマスキングでしかないという考え方もありますが、香りのしない石鹸はどんなに素敵なデザインでも、洗い上がりに満足できても、物足りなさがあります。いい香りの石鹸は使っている時とても気持ちがいいですし、その香りが肌に嬉しい作用があるのならなおさら不可欠なものになります。
しかし、アロマテラピーで使用する上質な精油は安いものではないので、より効果的な使い方を考え使う必要があります。肌への作用を期待して石鹸に入れたとしても、それが快適な濃度でなければ意味が内容に思います。
今回石鹸に使ったオレンジスイートとシナモンリーフの精油の特性をはじめ、石鹸に精油を入れた時にどのように変化するのかというお話もとても興味深く、今後の石鹸作りに役立てたい情報ばかりでした。
4人ひと組で1キロバッチを制作したものをそれぞれ持ち帰り、翌日には型から出すように指導されました。香りのいい石鹸が使えるようになるまではあと4週間ほど熟成させてからです。楽しみですね(*´∀`*)
石鹸作りの面白さを改めて教えてくださった小幡先生。本当にありがとうございました。